大人になってから趣味でピアノを始めたり、子どもの頃に習っていたピアノを再開したりすると、最初は弾くこと自体が新鮮で楽しいですよね。
ところが、しばらく続けていると、
「好きな曲を練習しているけれど、何となく物足りない」
「前より弾けるようになっているのか分からない」
「発表会に出るほどではないけれど、何か目標が欲しい」
と感じることがあります。
大人の趣味のピアノには、学校のように決められたゴールがありません。
自由に楽しめるのは大きな魅力ですが、その一方で「次は何を目指そう?」と迷いやすいところでもあります。
そんなときは、自分なりの小さな目標をひとつ作ってみるのもよいでしょう。
好きな曲を1曲完成させる。
家族や友人に聴いてもらう。
演奏を録画する。
発表会に参加する。
そして、ピアノや音楽の検定・級に挑戦する方法もあります。
大切なのは、大きな目標を立てることではありません。
自分が「もう少し弾いてみよう」「次はここまでやってみよう」と思える目印を作ることです。
この記事では、大人が趣味でピアノを続けるときに取り入れやすい7つの目標と、自分に合った目標の決め方を紹介します。
発表会以外の目標を探している方も、ぜひ参考にしてみてください。
大人の趣味ピアノは「目標」があると続けやすい
趣味でピアノを弾く場合、「○年以内にここまで上達しなければならない」という決まりはありません。
今日は好きな曲を弾く。
時間がある日は少し長めに練習する。
忙しい日はピアノに触らない。
そんなふうに、自分の生活に合わせて楽しめるのが大人の趣味のいいところです。
ただ、自由だからこそ、ある程度続けていると目的を見失ってしまうことがあります。
最初は「この曲が弾けるようになりたい」と思って始めたのに、その曲が弾けるようになったら次に何をすればいいか分からない。
練習はしているけれど、いつも同じところを弾いて終わってしまう。
そんな状態になると、少しずつピアノから離れてしまうこともあります。
そこで役立つのが「小さな目標」です。
たとえば、
「3か月で好きな曲を1曲完成させる」
「今年は3曲レパートリーを増やす」
「演奏を1曲録画して残す」
という程度でも十分です。
「ピアノが上手になりたい」という目標も素敵ですが、「上手になる」の基準は曖昧ですよね。
それよりも、達成したことが自分で分かる目標を作ったほうが、「ここまでできた」という区切りを感じやすくなります。
また、大人の場合は仕事や家事、育児などによって、ピアノに使える時間が変わることもあります。
だからこそ、毎日の練習を前提とする厳しい目標より、生活の中で無理なく続けられる目標のほうが向いていることもあります。
目標は、自分を追い込むためのものではありません。
「次にピアノを弾く理由をひとつ作る」くらいに考えると、取り入れやすいですよ。

大人のピアノで取り入れやすい目標7選
では、大人が趣味でピアノを続ける場合、具体的にどんなことを目標にできるのでしょうか。
ここでは、初心者から経験者まで取り入れやすいものを7つ紹介します。
すべてに挑戦する必要はありません。
人前で演奏することが励みになる人もいれば、一人でコツコツ進めるほうが好きな人もいます。
「自分だったら、どれなら楽しめそうかな?」と考えながら見てみてください。
1.好きな曲を1曲弾けるようにする
まず取り入れやすいのが、好きな曲を1曲弾けるようにすることです。
「この曲を弾いてみたい」
という気持ちは、ピアノを続ける大きなきっかけになります。
クラシックでも、映画音楽でも、ポップスでも構いません。
自分が何度も聴きたくなる曲や、「いつか自分で弾けたらいいな」と思っていた曲を選んでみましょう。
初心者の場合は、原曲どおりの楽譜にこだわらなくても大丈夫です。
同じ曲でも、初心者向けにアレンジされた楽譜が見つかることがあります。
最初から難しい楽譜を選んで途中で止まってしまうより、自分のレベルに合ったものを最後まで弾くほうが達成感を得やすいでしょう。
「今年中に弾く」
「誕生日までに完成させる」
「3か月後に録画する」
など、軽く期限を決めておくのもひとつの方法です。
好きな曲なら、「練習しなければ」ではなく「もう少し弾きたい」という気持ちにもつながりやすいですよ。
2.今より少し難しい曲に挑戦する
すでに何曲か弾けるようになっている方は、今までより少し難しい曲に挑戦するのもいい目標になります。
たとえば、
・ 左手の動きが少し複雑な曲
・ 今までよりテンポの速い曲
・ ペダルを使う曲
・ 両手の動きが異なる曲
・ 今までより少し長い曲
などです。
ポイントは、「ものすごく難しい曲」ではなく「今の自分より少し先」を選ぶこと。
憧れの難曲を長期的な目標にするのはもちろん素敵ですが、それだけだと完成までに時間がかかります。
そこで、
「いつか弾きたい曲」と「今、少し頑張れば弾けそうな曲」
を分けて持っておくのもひとつの方法です。
小さな目標をひとつずつクリアしていけば、あとから振り返ったときに「前は難しかったことが、今は自然にできるようになっている」と気づくこともあります。
大人のピアノでは、こうした小さな変化も楽しみのひとつです。
3.家族や友人の前で演奏する
誰かに演奏を聴いてもらうことも、ひとつの目標になります。
といっても、いきなり大勢の前で弾く必要はありません。
家族や友人など、気心の知れた人に1曲聴いてもらうだけでも十分です。
一人で練習していると、少し間違えても止まったり、苦手なところだけ何度も弾いたりしがちです。
でも「今度、この曲を聴いてもらおう」と決めると、最初から最後まで通して弾くことも意識するようになります。
「来月、家族に1曲聴いてもらう」
くらいなら、発表会よりも気軽に目標にできる方もいるでしょう。
もちろん、人に聴かれること自体が苦手なら無理をする必要はありません。
ピアノは人に披露するためだけのものではないので、自分が負担に感じる目標をわざわざ選ばなくても大丈夫です。
4.発表会への参加を目指す
ピアノの目標として定番なのが、発表会への参加です。
ピアノ教室に通っている場合は、大人の生徒も参加できる発表会や演奏会が用意されていることがあります。
発表会の分かりやすいところは、「本番の日」が決まっていることです。
普段なら、
「もう少し練習してから」
「まだ完成していないから」
と先延ばしにしてしまうところも、本番が決まると「この日までに仕上げよう」という目標ができます。
また、人前で1曲を最初から最後まで演奏すること自体を目標にできるのも発表会ならではです。
緊張するかもしれませんが、その経験も含めて楽しめる人には向いています。
ただし、大人のピアノの目標は発表会だけではありません。
「ステージに立つことにはあまり興味がない」
「人前で弾くより、自分のペースで目標を追いかけたい」
という方もいるでしょう。
その場合は、ほかの方法を選べば大丈夫です。
5.演奏を録音・録画して残す
人前で弾くのは少しハードルが高いという方には、演奏を録音・録画して残す方法もあります。
今はスマートフォンでも気軽に記録できます。
たとえば、
「3か月に1曲録画する」
「弾けるようになった曲は最後に記録する」
というルールを作ってみるのもいいですね。
録音や録画をしてみると、演奏中には気づかなかった部分が見つかることもあります。
「ここでテンポが速くなっている」
「思ったより音が途切れている」
など、自分の演奏を客観的に確認するきっかけにもなります。
そして、もうひとつ嬉しいのが、昔の演奏を振り返れることです。
そのときは「なかなか上達を実感できない」と感じていても、半年前や1年前の録画を見返すと変化が分かることがあります。
誰かに公開する必要はありません。
自分だけのピアノ記録として残しておくのも、大人ならではの楽しみ方です。
6.弾ける曲を少しずつ増やす
1曲ごとの完成ではなく、「レパートリーを増やすこと」を長期的な目標にする方法もあります。
たとえば、
「今年は3曲増やす」
「好きな作曲家の曲を5曲弾く」
「春夏秋冬、それぞれ1曲ずつ完成させる」
など、自分なりのテーマを決めてみましょう。
曲が増えてくると、「これまで何を弾いてきたか」が目に見える形で残ります。
ノートやスマートフォンのメモに、弾けるようになった曲を記録しておくのもひとつの方法です。
ただ、新しい曲ばかり練習していると、以前弾けた曲が少しずつ弾けなくなってしまうこともあります。
ときどき昔の曲も弾き直して、
「いつでも弾けるお気に入りの曲」
を何曲か作っておくと、ピアノに触る楽しみも増えていきます。
7.ピアノの検定・級に挑戦する
もうひとつ、大人のピアノの目標として考えられるのが、ピアノや音楽の検定・級への挑戦です。
「検定って、子どもがピアノ教室で受けるものでは?」
という印象がある方もいるかもしれません。
ですが、検定によっては大人が挑戦できるものもあります。
検定を目標にする特徴は、級や課題などによって「次に何を目指すか」を決めやすいことです。
好きな曲を自由に弾くのも楽しいけれど、
「自分が今どのあたりなのか分かりにくい」
「ひとつ終わったら、また次の目標が欲しい」
という方には、こうした段階のある目標が合いやすいでしょう。
もちろん、趣味のピアノで検定を受ける必要はありません。
試験という言葉を聞くだけでプレッシャーを感じるなら、好きな曲や録画を目標にしたほうが楽しく続けられることもあります。
一方で、
「発表会以外に、分かりやすい目標が欲しい」
「一つずつ達成していくのが好き」
という方なら、検定・級を目標の候補に入れてみてもよいでしょう。
大人でもピアノの検定を目標にできる?
ここまで読んで、
「検定を目標にするのもよさそう。でも、大人でも受けられるの?」
と気になった方もいるのではないでしょうか。
ピアノや音楽に関する検定にはさまざまな種類があり、大人が挑戦できるものもあります。
ただし、年齢条件や受検資格、課題内容、受検方法などは検定によって異なります。
「大人なら一律に受けられる」「初心者なら誰でも受けられる」とは限らないため、実際に挑戦する場合は各検定の最新の公式情報を確認してください。
大人が挑戦できるピアノ・音楽系の検定もある
子どもの頃からピアノを習っていないと、検定とは無縁に感じるかもしれません。
ですが、大人になってから趣味でピアノを始めた場合でも、条件が合えば挑戦できる検定はあります。
ここで大切なのは、
「検定を受ければ上達できる」
と考えるのではなく、
「自分は目標があったほうがピアノを楽しめるタイプかな?」
と考えることです。
試験日や課題が決まっているほうが練習しやすい人もいれば、好きなときに好きな曲を弾くほうが楽しい人もいます。
検定は、あくまで目標を作る方法のひとつ。
自分の性格やピアノの楽しみ方に合っているかを見ながら選ぶのがよさそうです。
「次の級」を目標にすると練習の区切りを作りやすい
級が設定されている検定なら、
「まずはこの級」
「次はひとつ上の級」
というように、段階的な目標を設定できます。
これは、「もっとピアノが上手になりたい」と感じているものの、具体的に何を目指せばいいか分からない方には分かりやすい仕組みです。
「上手になる」というゴールには終わりがありません。
一方、「次の級」という目標なら、ひとまずそこまでを一区切りにできます。
その級への挑戦が終わったら、次の級を目指してもいいですし、しばらく好きな曲を楽しんでも構いません。
趣味だからこそ、ずっと試験を受け続ける必要もありません。
自分が目標を必要としている時期だけ、級をひとつの目印として使う考え方もできます。
合格だけを目的にしなくてもいい
検定という言葉から、
「受けるなら合格したい」
と考える方もいるでしょう。
合格を目標にして練習することが、取り組むきっかけになる人もいます。
ただ、大人の趣味であれば、結果だけではなく「挑戦するまでの過程」に目を向けてもいいのではないでしょうか。
検定をきっかけに、いつもより丁寧に1曲を練習できた。
苦手だった部分に向き合えた。
本番まで練習を続けられた。
そうしたことも、ひとつの区切りになります。
「資格を取らなければならないから受ける」のではなく、「次の目標が欲しいから挑戦してみる」という使い方なら、趣味のピアノにも取り入れやすいでしょう。
音楽技能検定を目標にするか迷っている方は、音楽技能検定のメリットや受ける意味・注意点・向いている人を確認して、自分に合いそうか考えてみてください。
もし検定を目標にしてみたいと感じたら、どんな級があるのか、どんな方法で受検するのか、費用や条件はどうなっているのかまで公式情報で確認したうえで、自分に合いそうか判断してみてください。
発表会と検定ならどちらを目標にする?
大人のピアノで分かりやすい目標を作ろうとすると、
「発表会と検定なら、どちらがいいんだろう?」
と迷うこともあります。
この2つは似ているようで、目標の性質が少し違います。
どちらが上というものではないので、自分が何に達成感を感じるかで選んでみましょう。
人前で演奏する経験を重視するなら発表会
「いつかステージで1曲弾いてみたい」
「誰かに自分の演奏を聴いてもらいたい」
そんな気持ちがあるなら、発表会は分かりやすい目標になります。
本番の日までに1曲を仕上げるという明確なゴールもあります。
演奏そのものだけではなく、衣装を考えたり、ほかの人の演奏を聴いたりすることまで含めて、発表会を楽しみにできる人もいるでしょう。
人前で演奏する経験そのものを目標にしたい方には向いています。
段階的な目標が欲しいなら検定も選択肢
一方、
「人前で披露することより、自分のペースでひとつずつ目標を達成したい」
「次に何を目指すのか分かるほうがやる気が出る」
という方なら、級のある検定も候補になります。
ひとつ終わったら、その次へ。
そんなふうに小さなゴールを積み重ねられるため、「長く続けるための目印が欲しい」という人とは相性がいいでしょう。
ただし、検定によって内容や仕組みは異なります。
「級があるから自分に向いている」とすぐに決めず、課題や受検方法なども公式情報で確認してから選ぶことが大切です。
発表会と検定はどちらか一方に決めなくてもいい
発表会と検定は、どちらか一方しか選べないものではありません。
普段は好きな曲を楽しみながら、ときどき発表会に参加する。
発表会が終わったら、次の目標として検定に挑戦する。
級を目標に練習しつつ、弾けるようになった曲を家族に披露する。
そんな組み合わせ方もできます。
大人の趣味は、学校のカリキュラムのように決められた順番で進む必要がありません。
そのとき自分が「やってみたい」と感じる目標を選べることも、大人のピアノの楽しさです。

大人のピアノで目標を決めるときの3つのポイント
目標を作ると、練習する理由が見つけやすくなります。
ただし、目標の立て方によっては、かえってピアノが負担になってしまうこともあります。
特に大人の場合は、仕事や家庭などピアノ以外の予定もあります。
「頑張らないと達成できない目標」より、「少し頑張ると届きそうな目標」を意識してみましょう。
1.今の自分より少し先の目標にする
憧れの曲を弾くことや、高いレベルを目指すことは、長期的な目標として持っていても構いません。
ただ、そこまでの距離が遠い場合は、その途中にも小さな目標を置いてみましょう。
たとえば、
「まずは初心者向けのアレンジで1曲完成させる」
「今より少し難しい曲に挑戦する」
「まずは挑戦しやすそうな級を調べる」
といった具合です。
目標が遠すぎると、「まだできない」という気持ちばかりが目につきます。
小さく区切れば、「ここまではできた」という経験を積み重ねられます。
2.期限や回数など分かりやすい区切りを作る
目標を立てるときは、少し具体的にすると取り組みやすくなります。
「もっとピアノを弾く」
よりも、
「3か月で1曲完成させる」
「今年中に3曲増やす」
「○月に1回録画する」
と決めたほうが、ゴールが見えます。
検定や発表会なら、実施日がひとつの期限になります。
ただし、大人の生活は予定どおりにいかないこともあります。
仕事が忙しくなったり、家庭の予定が増えたりして練習できない時期があれば、期限を変更して構いません。
趣味の目標は、自分を縛るルールではなく、進む方向を見つけるための目印です。
3.達成したことが分かる目標にする
もうひとつ意識したいのが、「達成した瞬間が分かるかどうか」です。
「ピアノが上手になる」
だけでは、いつ達成したのか判断しにくいですよね。
それより、
「この曲を最後まで弾く」
「1曲録画する」
「発表会で演奏する」
「検定に挑戦する」
といった目標なら、ひと区切りついたことが分かります。
そして、達成したら小さくても振り返ってみてください。
「前は両手で弾けなかった」
「この曲は途中で諦めそうになった」
「人前で弾くのは初めてだった」
そんな変化に気づけると、次の目標も見つけやすくなります。
目標を決めてもピアノのモチベーションが続かないときは?
目標を決めたからといって、ずっと同じモチベーションで練習できるとは限りません。
最初の1か月は楽しかったのに、だんだんピアノに向かわなくなった。
忙しい日が続いて、一度休んだらそのままになってしまった。
そんなこともあります。
でも、趣味のピアノなら「毎日続けられなかったから失敗」と考える必要はありません。
モチベーションが落ちてきたら、まず目標が大きすぎないかを見直してみましょう。
「毎日30分」が難しければ、「週末に少し弾く」。
「1か月で1曲」が大変なら、「3か月で1曲」にする。
「発表会に出るのが怖くなった」なら、今年は録画を目標にする。
そのくらい柔軟に変えて構いません。
また、練習することだけを目標にしないのもポイントです。
「毎日30分練習する」は行動の目標ですが、それだけだと忙しい日にできなかったことが気になってしまいます。
それよりも、
「好きな曲を1曲完成させる」
というゴールがあれば、毎日練習できなくても少しずつ進められます。
そして、目標を達成したあとに少し休むのもいいでしょう。
次の目標がすぐに見つからなくても、好きな曲を自由に弾く期間があって構いません。
趣味なのですから、目標を持つこと自体が負担になってきたら、一度目標をなくしてしまうのも選択肢です。
また何か挑戦したくなったときに、新しい目標を作れば十分です。
どの目標にするか迷ったら「何があると練習したくなるか」で選ぼう
ここまでいろいろな目標を紹介しましたが、
「結局、自分にはどれが合うんだろう?」
と迷ってしまうかもしれません。
そんなときは、・・何があるとピアノを弾きたくなるか・・で考えてみると選びやすくなります。
好きな曲を弾けることが嬉しいなら、1曲完成を目標にする。
誰かに聴いてもらうことが励みになるなら、家族への演奏や発表会を目標にする。
過去の自分との違いを見るのが楽しいなら、録音・録画を残す。
「次はここ」と段階が決まっているほうが頑張りやすいなら、検定や級を調べてみる。
同じ大人のピアノでも、モチベーションになるものは人それぞれです。
周りの人が発表会に出ているからといって、自分も出なければいけないわけではありません。
検定に挑戦している人を見て、自分も受けなければならないわけでもありません。
自分がピアノの前に座りたくなる目標を選ぶ。
それくらいの基準で考えてみると、趣味として長く付き合いやすくなります。

大人のピアノは自分に合った小さな目標から始めよう
大人のピアノには、いろいろな目標の作り方があります。
好きな曲を1曲完成させる。
家族や友人に聴いてもらう。
発表会に出る。
演奏を録画する。
レパートリーを増やす。
そして、検定や級に挑戦する。
どれが正解というものではありません。
「人前で演奏すること」が励みになる人もいれば、「次はこの級」というように段階が見えるほうが頑張りやすい人もいます。
個人的には、大人の趣味なら「少し先に楽しみがある」くらいの目標がちょうどいいと感じます。
せっかく好きで始めたピアノなのに、目標のために弾くこと自体が苦しくなってしまったら少しもったいないですよね。
まずは、今の自分が「これならやってみたい」と感じるものをひとつ選んでみてください。
そして達成したら、またそのときに次の目標を考えれば大丈夫です。
もし、
「好きな曲を弾くだけだと少し物足りなくなってきた」
「発表会以外に、段階的に目指せるものが欲しい」
と感じているなら、級をひとつずつ目指す方法も候補になります。
ピアノ・音楽系の検定について、どんな級があるのか、どんな方法で挑戦できるのか、メリットだけでなく注意点も含めて確認してから、自分に合う目標になりそうか考えてみるとよいでしょう。
検定によって年齢条件・受検資格・費用・実施方法などは異なり、内容が変更されることもあります。
実際に挑戦する検定を決める際は、運営団体の最新の公式情報を確認してください。
まとめ|大人のピアノは自分が楽しめる目標を見つけよう
大人になってから趣味でピアノを楽しむ場合、大きな目標を持つことが前提ではありません。
「好きな曲を1曲弾けるようになる」という小さな目標でも、十分な区切りになります。
もう少しはっきりしたゴールが欲しくなったら、
・ 好きな曲を完成させる
・ 少し難しい曲に挑戦する
・ 家族や友人に聴いてもらう
・ 発表会に参加する
・ 演奏を録音・録画する
・ レパートリーを増やす
・ 検定や級に挑戦する
といった方法から、自分に合うものを選んでみましょう。
特に「何となく練習しているだけでは続きにくい」という方は、達成したことが分かる小さなゴールを作ると、次に何をすればいいのかも見つけやすくなります。
そして、目標は一度決めたら変えてはいけないものではありません。
忙しくなったら小さくする。
合わないと感じたら別のものに変える。
達成したら少し休む。
そんな柔軟さがあっていいと思います。
大切なのは、周りと比べてどこまで上達したかではなく、自分が「またピアノを弾きたい」と思えることです。
自分に合った小さな目標をひとつ見つけて、これからのピアノを楽しむきっかけにしてみてください。

